紋紗の着物の着用時期と格について
紋紗とは
紋というのは紋様(もよう)のこと、
紗というのは織の組織の名前ですが、透け感があります。
すなわち、紋紗は、洋服でいうとレースのような透け感のある生地になります。

こちらは、お問合せ殺到だったという、モダンアンテナさんの紋紗の水紋柄の着物。
透け感たっぷりで色っぽい(笑)
着用時期
基本的には梅雨明けから盛夏と記載されます(梅雨明けから盛夏)。
※絽よりも透け感が強いため盛夏に着るものとのこと。
購入時にモダンアンテナさんに確認したところ、基本的には7月か8月とのことでした。
ただ、たまに5月末から解禁されてる方も見受けられたとのことです。
また、別のお店で、「紋紗に裏地をつけたら紗袷として着用できる」と教わり、
今度仕立直しをすることがあったら、紗合わせにしようと思ったりしています。
その場合は、単衣の時期が着用時期となるようです。
(透け感によっては、袷の時期に着用できるとものもあるようです)
格
製法としては、紗地に文様を織り出した先染めの『織物』となります。
織物ですので、基本的には普段着物に分類されます。
また柄付けからみても、
柄がつながっていないため、「小紋(普段着物)」に分類されます。
ですが、購入時にモダンアンテナさんからも、
「ぜひ礼装として着てください!」と言ってくださったので、
TPOに合わせてパーテイなどでも着用したいと思います。
こちらは購入したときもとても気持ちよくお買い物できたので、
さらに思い入れの強い着物になっています。
(購入時の記録はこちら)

仕付け糸ついたまま♡
■お知らせ
葵桜では、レッスンの中で、着物の格などについてもお伝えしています。
着物の話が好きすぎて、かなり熱のこもった講座になります。